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まあ、タイトル通りですw
カラオケと言えばデュエット。

追記からよろしくどうぞ。



「ここはひとつデュエットといきますか」
場の内の1人が声をかけた。
「いいねえ」
「賛成!!」
「さんせーい!」
「賛成賛成!!」
斯くしてその場はデュエット大会へとなだれ込んでいった。
一方、桜と小狼は、少し浮かぬ顔をした。
「やはりそうなるかー」
「そうなっちゃったねー」
「やはり腹をくくることになるか」
「そのために練習してきたからね」

そのデュエット、
まずは貴史と千春のペアからであった。
ステージに立った2人が歌うのは、
なんと「あまい囁き」(中村晃子、台詞:細川俊之)という曲であった。
無論始めのうちはまともに歌っていたのだが、
2コーラス目の途中からおかしくなってきたのだった。
「♪おぉーねがぁーい、だまぁってぇーいてぇー」
「フッ、千春ちゃんの目はそう言ってないよ」
「♪なぜならーあなたー、
どれだけおおうそついーてー、
わたしばぁーかりじゃあなくぅうてぇー」
今度は千春の方が替え歌を披露してきたのだ。
「♪さーくらちゃーんや李くんをー、
どーれだけー・・・・・・
騙してきたと思ってるのオンドリャー!!」
そればかりか、途中から完全な叫びになってしまい、
マイクをステージに置いてしまったのだった。
「え!?どうしちゃったの!?」
むろん山崎は戸惑うのだが、
千春にしてはもはやそんなことは関係なかった。

「♪パローレパロレパロォーレェー」
バシッ
「空手チョップ!?」
「♪パローレパロレパロォーレェー」
バシバシバシ!!
「水平チョップ!?」
「♪パルォーレパルォレパロォーレェー」
ダシン!!
「ラリアート!?」
千春は1小節歌うごとにプロレス技を披露し、
それを山崎は受ける度に台詞を発するのだが、
無論「どうしてこんな目に遭うの!?」的戸惑いが見え隠れした。
そして彼にラリアートを喰らわせて尻餅を喰らわせた千春は、
ついに歌いながらフィニッシュホールドのナガタロック2をかけたのだった。
「♪パロォーレパロォーレパロォーレパロォーレ
パロレェー・・・
ウソつくのも大概にしなさーい!!!!!!!!!!」
歌いながら山崎を締め上げる千春の姿は、よく見ればあまりにもシュールなものではあるが、
誰も止めようとしない。
(仕方ないよね)
(三原さんもホント大変ねあんな彼氏だと)
(ストレス解消の仕方がスゴいな三原)
(怖ェ)
(こんな奴彼女にするなんて山崎物好きだな)
(山崎くん彼女大事にしないからこうなるんじゃないの?)
無論小狼と桜も呆れていた。
(三原ちょっとやり過ぎじゃないのか?)
(千春ちゃんよっぽど山崎くんに不満でもあるのかなあ??)

千春と山崎による「あまい囁き」の披露が終わったあと、
何とも微妙な空気が漂った。
「千春ちゃん、山崎くんにそこまでやらなくても良かったんじゃないの?」
声をかけてきた桜に、千春は答えた。
「あれくらいやらないと、貴史絶対懲りない気がする」
そのやりとりをそばで聴いていた小狼はふと思った。
(あれが通用するような山崎じゃないと思うけどなあ・・・・・・・)
一方、千春に引きずられる格好でステージを降り、
彼女の隣に座った山崎は、
他の男子から慰められたのだった。
「三原怖かっただろ?」
「おまえ日頃の行い悪かったんじゃ?」
「三原大事にしろよ」
無論彼は、力なく笑うしかなかったのだった。
「みんなありがとう。
あははははは・・・・・・・・・・」
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