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まあ、タイトル通りですw
高校生小さく。
友達づきあいって奴ですか?(苦笑)

追記からどうぞ。





とある土曜日の午後。
ここは友枝町内にあるカラオケボックスの一室。
星條高校の学生と思しき若い男女達がカラオケで歌うことに興じていた。
だが、その一団の中に、手持ち無沙汰で座っていた2人がいた。
木之本桜と李小狼である。

「桜、何で断らなかったんだ?」
「千春ちゃんがどうしても、って言うから・・・・・・・」
「三原の頼みじゃあ仕方ないよな。まあ俺に一言声をかけたのは正解だったけどな・・・・・・・・・」
やはり桜をひとりにしておく事が出来そうにない小狼であった。
もっとも、桜は桜で、今回のカラオケの事が不安になった結果、
小狼に伺いを立てたのだが。

2人が少し居心地悪そうにしていたところ、
周りがざわつき始めた。
「ほえ!?」
「何だ何だ!?」
ステージには桜達のクラスメイトのひとりである山崎貴史がいたのだが、
周りがざわついたのはそれが理由ではない。
彼が歌う曲の事でああなったのだ。
その曲とは・・・・・・・・・

『時には娼婦のように』。
正直桜達の年代からすれば知らない歌の範疇に入るであろうし
何しろ高校生が歌うような歌詞ではない。
だが彼はいつもの糸目・ヘラヘラ笑顔で、
さらりとワンコーラス目を歌いきった。
無論桜達はただただ黙って聞き入るしかなかった。
そして三原千春は呆れかえっていた。
(貴史、あんた何考えてるの!?
そんなえっちな歌歌っちゃって恥ずかしくないの!?
こっちが恥ずかしいじゃない!)
だが問題はツーコーラス目であった。
彼は何を思ったのか、
千春の胸の事を揶揄する替え歌をやらかしたのだった。
(何考えてるんだ山崎・・・・・・)
(千春ちゃん怒らせちゃう気なの!?)
小狼・桜どちらも戦慄を覚えた。
無論その場にいたほかの人間も凍らせた。
(彼女怒らせるなよ山崎・・・・・・)
(三原がキレたら恐ろしい事一番わかってるはずなんじゃないのか山崎は?)
(山崎命知らずだな・・・・・・・)
(三原さんこんな奴と付き合ってるなんてかわいそう)
(彼女の事コケにしすぎだよね・・・・・・・)
(ほんとに付き合ってるの三原さんと山崎くんって?)
むろん、そんな懸念など彼にしてみれば知ったこっちゃなかった。
そして肝心の千春の顔は、怒りに満ちあふれていたのだった。

そして歌い終えた貴史がステージを降りると・・・・・・・・・
鬼の如き形相をした千春が待ち構えていた。
「やーまーざーきーたーかーしぃー・・・・・・・・・・・・・」
そして彼は、フロントネックロックの刑に処されたのだった。
「あーあ、やっぱりそうなったか」
「しょうがないよなー」
「ほんと山崎くんってねー・・・・・・・」
「何だか三原さん気の毒ー」
だがとある女子の一言でその場の雰囲気が変わった。
「三原さん歌う曲まだ入力してないよ!?」
「あ、いっけない!!」
千春は慌てて貴史からフロントネックロックを解くと、
なにやら分厚い冊子のとあるページを開けてリモコンの数字のボタンを押し、
ステージに向かっていった。

「千春ちゃん何歌うのかな?」
「さあなあ」
桜と小狼が千春の歌う曲について想像も付かずに悩んでいたところ、
彼女が選んだ曲のイントロが流れてきた。
そしてその場にいた1人が、たまたまモニターを見たところ、
映っていた歌のタイトルテロップに唖然となった。
そのタイトルとは・・・・・・・・
「怒りの獣神」であった。

その「怒りの獣神」を熱唱する千春を横目に、
みなひそひそとささやきあった。
「あんなにかわいいのによくあんなの歌えるよな」
「三原ってプロレスファンだからな」
「山崎シメるための技研究してるんじゃないのか?」
「三原さんも苦労してるよねー・・・・」
「困った彼氏よねー」
「あのヘラヘラ笑顔に騙されちゃったんじゃないの?
私も危うく騙されたかけたし」」
「え、マジ!?」
そんな様子を見た桜と小狼は、
自分達の隣に、身を縮こまらせて座っていた山崎に対し、
白い目を向けたのだった。
「千春ちゃん荒れちゃってるよね。
どうしてくれるの?」
「山崎・・・・・・・・・・・」
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