久々かも知れない夏の特別(?)企画。
追記からどうぞ。
なお、「カードキャプターさくら」とそれ以外の作品とのクロスオーバー作品ですので、
そう言ったものが苦手な方はご遠慮下さい。
追記からどうぞ。
なお、「カードキャプターさくら」とそれ以外の作品とのクロスオーバー作品ですので、
そう言ったものが苦手な方はご遠慮下さい。
「あのおばあちゃんかわいそうだったねえ」
「身寄りがなかったと言うからなあ・・・・・・・」
木之本桜と李小狼は、近所に住んでいた老婆の通夜・葬式の準備の手伝いに来ていた。
そして、これまた近所に住んでいるこの親子もまた、お手伝いに来ていた。
「パパ、あのおばあちゃん暑さで死んじゃったらしいよ」
「全く気の毒な話なのだ。
だがバカボン、葬式屋さんがまだ来ないのだ」
バカボンパパが葬儀屋の心配をしていた矢先、
どこからかけたたましいまでものブレーキ音と激しい衝突音が響いてきたのだった。
キキキキキキキー!
グワチャーン!!!!!!!!!!
「あれ?パパ、外からすごい音がしたよ?」
「バカボン、行ってみるのだ」
バカボンとバカボンパパは、慌てて外へ出た。
「ほえ?バカボンくんとお父さんどうしちゃったんだろ?」
「俺達も行ってみよう桜。
すいませんちょっと様子見てきます」
桜と小狼もまた、外へ出たのだった。
4人が外に出てみると、
電信柱にライトバンが激突しており、
しかもぶつかっていたフロントの部分は完全に変形していた。
そのライトバンから、葬儀屋の社長である飛王が、
ボロボロの姿で出て来たのだった。
「すまん、セレモニー飛王の者だ。
葬儀屋を呼んでもらえぬか・・・・・・・・・・・」
そう言うと彼は、その場に倒れ込んでしまった。
「パパぁ、どうしよう」
「交通事故だからお巡りさんを呼ぶのだ」
「念のため、お医者様も呼んだ方がいいんじゃないですか?」
「小狼くんの言う通りだと思います」
「それもそうなのだ。
バカボン、お医者さんを連れて来なさい」
「わかった。
じゃお医者さん探してくるね」
「おーまわーりさーん!!」
斯くしてバカボンは医者を、バカボンパパは警官を探すために、
その場を離れたのだった。
そして、現場には桜と小狼が残ったのだった。
「葬儀屋さんが葬儀屋さんを頼むなんて・・・・・・・・・・・」
「シャレにならないよな・・・・・・・・・・。
これじゃこっちはこっちでまた葬儀屋の手配し直しか・・・・・・・・・・・・」
溜息をつきつつ、ふたりは声を合わせてこう言ったのだった。
「「ダメだこりゃ」」
♪ドーエドーエドーエ
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