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まあ、タイトル通りですw
おうちに帰ってきたみたいですね。

追記からよろしくどうぞ。



「ただいまー!
ママー、お願い!
早くドアを開けて!!」
玄関ドアのそばにあるインターホン越しに、向日葵は訴えた。
「ほえ!?」
「桜、これは切羽詰まった事情があるようだな。
行ってやってくれ」
小狼の言葉を受け、桜は玄関に急いだ。
そしてそこに着くと、ドアを開けた。
するとそこには、向日葵と、
全身がずぶ濡れになってしまった、見知らぬ若い女性がいたのだ。
「向日葵?この人誰!?」
「あのねママ、
このお姉さん、凄く遠いところから来たみたいなの。
でね、おうちに帰れなくなっちゃったの。
かわいそうだからひま、連れて来ちゃった」
向日葵は説明した。
一方の女性の方は、何だか申し訳なさそうな表情をしていた。
「すいません、私は何だかわからないうちにこの子に引っ張られちゃって」
それに対し桜は微笑みを浮かべていったのだった。
「別に構いませんよ。
この子、困っている人をほっといてしまうことが出来ないんですよ。
でも、随分と濡れてしまってるみたいですね。
ちょっと待って下さいね」
そう言うと彼女は、一旦そこを離れた。

「小狼くーん!!」
風呂場に向かいながら桜は叫んだ。
「どうした、桜!?」
「向日葵がお客様連れて来たのはいいんだけど、
雨に濡れてしまって風邪引きそうなの。
私バスタオル持ってくるから
お風呂お願い!!」
「わかった!」
小狼は、桜を追う格好で風呂場に向かったのだった。

「何だかお嬢ちゃんのご家族に悪い事しちゃったような・・・・・・・」
「ううん、そんなことないよ。
だってお姉さん雨に濡れてたし
そのままおうちに帰ったら風邪引いちゃうもん。
それにお姉さん、おうちわかんなくなっちゃったんだよね?」
「そうだけど」
「だからひまのおうちで暖まっていけばいいんだよ。
パパもママも凄く優しくて親切な人なんだよ」
玄関まで入ってもなお戸惑い続ける女性に、
向日葵は名前のように、母親譲りの明るい笑顔を見せた。
それを見た女性は和んだ表情を見せた。
(この子見てたら、何だかホッとするわ。
何てかわいいのかしら・・・・・・・)
そこへ、桜がバスタオルを持って玄関に戻ってきた。
「すいません遅くなってしまって。
これで頭を拭いてくださいね」
「はあ、すいません。
ではお言葉に甘えまして」
桜からバスタオルを受け取った女性は、頭を拭いたのだった。
「それと、もうすぐお風呂も準備出来ますよ。
上がってくださいね」
「え!?いえ、そこまでしなくても・・・・・・・・」
彼女からの申し出に、女性は戸惑ったのだが、
向日葵にこう言われて、それに応えることにしたのだ。
「お姉さん、遠慮しなくていいよ。
パパもママも、困っている人を放っておくのが嫌いなんだ」
「そうなんだ、お嬢ちゃん。
じゃあお姉さん、お嬢ちゃんの言う通りにするね・・・・・・・・」
そして女性は、桜に続く格好で、
桜達の住む家に入っていったのだった。
「失礼します」
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