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まあ、タイトル通りですw
何とも寒々としたパーティーが終わりました・・・・・・・・・

追記からよろしくどうぞ。


「この度は本当にすいませんでした。
あなたに家族の醜態をさらしてしまって」
桜の誕生日を祝うホームパーティーがどうにか終わり、
福岡へ戻る事になった池永に、藤隆は謝罪した。
「いえいえ。
それにしても木之本先生がこんなご苦労を背負われているとは・・・・・・・・・・
何かありましたら私に声をかけてください。
何が出来るかわかりませんが少しでも先生のお役に立てたらと思ってますんで」
「お気遣いありがとうございます。
でも私の事は私の方で解決したいと思っていますので。
あなたの手を煩わせる訳には生きませんからね」
池永の申し出を、藤隆はやんわりと断った。
「そうですか・・・・・・・・・。
でもご無理はなさらんで下さい。
なにしろ木之本先生に何かあったら
私どもの研究が進まなくなってしまいますので」
「ありがとうございます。
池永くんには本当に申し訳なく思っています」
「いえいえ、私の方は別に。
あ、車が来ましたので。
また福岡でお会い出来たら」
「もちろんです。
月に一度はそちらの方に伺う事になりそうですからね」
「よろしくお願いします」
藤隆に挨拶をした池永は、
玄関のドアを開け、
待たせていたタクシーに乗り込んだのだった。

やがて小狼、桜、白狼の三人も玄関に来た。
藤隆が再び口を開く。
「せっかくの誕生パーティーがこんな事になってしまって」
慌てて桜がこう言った。
「ううん、気にしないでパパ。
全てはお兄ちゃん、いや、あの人が小狼くんの事認めてくれないから」
「そうですか。
やはりそうなりますか」
藤隆は溜息をついた。
それでも気を取り直して、桜達にこう告げた。
「桜さん、小狼くん、そして白狼くん、
大変申し訳ありませんが
あなた達はしばらくうちに来ないで下さい」
当然ながら小狼と白狼は驚いた。
「え!?どういう事ですか!?」
「お爺様、どうしてなんですか!?」
すかさず桜が言う。
「仕方ないよ小狼くん、白狼。
だってさっきも言ったけど
あの人小狼くんの事認めてくれないんだもん。
私だってこれじゃパパの元に行きにくいもん」
「桜さんの言う通りなんですよ。
桃矢さんが君たちの事を認めてくれれば、
こんな事にはならないんですけどね・・・・・・・・・・」
藤隆は、この日何度ついたかわからなくなってしまった溜息をついたのだった。
「それでは仕方ありませんね・・・・・・・」
「伯父上には失望しました」
小狼もまた溜息をつき、
白狼は怒りをあらわにした。

「ただ、私の方から、
桜さん・李くんの元を訪れる事はあるかも知れませんね」
藤隆が今後の事に関して告げると、桜達の表情が少し明るくなったのだった。
「そうなんだ。
是非遊びに来てね、パパ」
「俺からもお願いします」
「伯父上は無理でも久美子さんもいらして欲しいです」

一方、ここは桃矢の部屋。
雪兎と久美子が、椅子に座ってうなだれている桃矢を睨み付けていた。
「桃矢、君が彼を認めない限り、
桜ちゃんはもうこの家に帰っては来ないよ・・・・・・・・・・・・。
彼女には守ってもらう人がいるんだ。
いつまでも君に守ってもらう訳にはいかないんだよ・・・・・・・・・・・・。
それに、君が守るべき人は、
すぐそばにいるじゃないか」
彼はそう言うと、桃矢の肩を叩き、
久美子の方を見るよう促した。
「こいつか!?
そりゃあまあ高校卒業するまではだけどさ」
「いや、この子はその後も、
君が守ってあげるべきなんだよ。
もういい加減その事に気付くべきなんじゃないかな?
もしわからないようなら、僕も君との付き合い方また見直すことになると思うけど・・・・・・・」
桃矢は「高校を出たあとは関わりたくない」と言わんばかりの反応をしたのだが、
彼は冷たい調子で反論した。
そんなやりとりを、久美子はただ黙って見つめるだけであった・・・・・・・・・・

※あとがき
これで「3部作」は完結、と言うことで。

やはり桃矢が絡むと鬱展開にしてしまいますねアタチ。
全く底意地が悪いですね(苦笑)。

果たしてこいつらに明るい明後日はあるのか!?(お前がなんとかしろタチバナズーミン)。

ともあれ、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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