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まあ、タイトル通りですw
♪ブェーエン、チャラチャチャラチャチャチャチャチャ、ブェーエン、チャラチャチャラチャチャチャチャチャ、
♪ボェーエン、チャラチャチャラチャチャチャチャチャ、ドェーエン、チャラチャチャラチャチャチャチャチャ

「もしも・・・
クラッシック専門の流しがいたら・・・・・・・・・・」


ここはとあるスナック。
木之本桃矢は、ひとり酒を飲んでいた。
そこに、マスターのお登勢こと寺田綾乃が近付いていた。
「お客さん、ここには流しが来ますぜ」
「へえ、そうなんだ」
彼は感心した。
「おや、噂をすれば、みたいだね」
彼女の言った通り、店にひとりの男が現れた。
その男は、ゴリラに似たいかつい面構えと体格をしていたのだが、
なぜかイギリスの裁判官が着用するようなヅラを付けていた。
「ほら、これが流しの勲さん。
あんたの方から詳しい自己紹介してやりな。
このお客さんあんたの事初めてのようだから」
お登勢は、勲に声をかける。
それにつられて、勲は、桃矢に対し自己紹介をしたのだった。
「どうも、近藤勲です。
クラッシック専門の流しをやらせてもらってます。
音楽大学を卒業したあと、
パリで1年、ウィーンで3年ほど音楽の修行をしまして、
パリのオーケストラに5年ほどいたんですけど、
このほど日本に帰ってきたのはいいんですが、
いやーなかなかいい転職先が無くって、
それで、流しやってるんですわ。あはは」
桃矢は何となく同情した。
「それは大変ですね。
じゃ1曲頼むわ」
「すいません3曲2500円です」
「あ、そうなの。
ぢゃよろしく」
近藤の説明を聞いた桃矢は、代金を彼に渡したのだった。
「それでは、何を?」
「いやあ俺どうもクラッシックはさっぱりで」
桃矢はどうもクラッシックには明るくなかったようだった。
「なら、こっちの方から演奏する曲指定しますわ」
「ああ、そうしてくれ」
近藤の提案に桃矢は乗った。
あちらは本格的にクラッシックを学んだからなんとかなるだろう、と思ったのだ。
だが、そう甘くはなかった。
「それではフランツ・ヨーゼフ・ハイドンの交響曲第69番 ハ長調第1楽章」
「おい待ってくれ。
俺そんな曲さっぱりわからん」
あまりにも専門的な事を言ってきた近藤に、
桃矢は困惑した。
「ありゃまご存じありませんか。
ならばレナード・バーンスタインの交響曲第1番第2楽章『冒涜』から」
「いや、だからこれも全然わからないんだけど」
またしても知らないタイトルの曲の名前が近藤の口から出て来たので
再び桃矢は困惑した。
「そうですかー・・・・・・。
ならベートーベンは?」
「ああ、それならなんとか」
ようやく知っている名前の作曲家が出て来たので、
彼は安心した。
「それでは、そのベートーベンの交響曲5番『運命』でも」
「それ頼むわ」
かくして、近藤は、ベートーベンの交響曲5番「運命」を、
ギターで演奏したのだった。

「♪運めぇーーーーーーーー、
運めぇーーーーーーーー。
お妙ちゃんに振られたよぉーーーーーーーーーーー、
昨日も今日も振られたぁーーーーーーーーーーーー、
どぉしてぇーーーーーーーーー、
どぉしてぇーーーーーーーーー、
どぉしてぇーーーーーーーーー、なん、だ!!
運めぇーーーーーーーー、
それも運めぇーーーーーーーー」
オリジナルの歌詞を付け、
それも絶叫するかの如く歌いまくる近藤に、
桃矢はすっかり参ってしまったのだった。
「おいおい、耳元でそんなにデカい声で歌うなよ・・・・・・・・・・・・」
そして、こうボヤいたのだった。
ダメだこりゃ
♪ブーウーウー、ダッタン
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