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まあ、タイトル通りですw
正月と言えばこれですね(苦笑)。

追記からよろしくどうぞ。


1月2日。

ここは木之本家。
この日の家事当番は桃矢であった。
彼は、朝6時頃に起き、朝食の準備をしていた。
この日は、トーストとスクランブルエッグとミルクティーであった。

料理を並べたところで、父・藤隆が降りてきた。
「おはようございます、桃矢さん」
「あ、おはよう父さん」
「そう言えば、あの子まだ起きてませんね」
「あいつはほっとけ。
だいいち奴の分は用意してないから」
「そんな言い方は無いと思いますけどねえ」
同居している井口久美子を巡って2人はもめた。
藤隆は家族の一員として認めているのに対し、
桃矢はいまだに拒絶し続けていたのだ。

何とも微妙な雰囲気で二人きりの朝食を終えたあと、
桃矢は食事の後片付けを始めた。
一方の藤隆は、リビングに向かい、テレビのスイッチを入れた。
テレビの画面には、大手町にある、とある新聞社の総本社あたりが映っていた。
そこには、いかにもマラソンに挑むかのような若者たちが集まっていた。
そんな光景を、藤隆はじっと見つめていたのだった。

朝食の後片付けを終え、リビングに来た桃矢は、
テレビに釘付けになっている藤隆に少し違和感を覚えた。
(父さんあまりテレビ見ないよな。
何でこの時期はテレビに夢中になるんだ?)
そこでテレビをのぞいてみると、
東京と箱根の間のルートマップのCGが映し出されていた。
(アレか・・・・・・・・・・)
あまり興味のないことであった。
そこで、自室で少し休んだあと、
近所のスーパーの初売りに行こうと思ったのだった。

ただ、このまま戻るのも何だと思い、
彼は藤隆に声をかけた。
「父さん」
藤隆は振り返る。
「どうしたんですか、桃矢さん?」
桃矢は、自分がこの大会に抱いていることを藤隆に告げた。
「父さんは箱根駅伝を熱心になって見ているけど、
ウチの大学は出てないよね。
どうしてこんなの見るんだい?」
確かに塔和大学は、
今年も箱根駅伝の本戦に進めなかった。
しかも予選会の成績は、出場出来た大学との差がわずか1分だったのだ。
さらに言えば、桃矢の妹・桜が在籍していた時には、
その差わずか1秒で予選落ちしてしまった事すらあったのだ。
「東京と箱根を一本の襷でつなぐ、
これって結構難しいことなんですよ。
それをテレビで見ることによって、
人の絆というものの難しさと大切さを認識するんです」
「へえ」
藤隆は、自分が箱根駅伝を見ることを桃矢に説明したのだが、
彼の反応ははかばかしいものでは無かった。
「あ、何なら桃矢さん一緒に見ますか?」
「いや、俺はいい」
藤隆の誘いを断った桃矢は、
自分の部屋へと向かっていった。

「寂しいことを言いますねえ、桃矢さんは・・・・・・・・・・」
息子の連れない反応に失望した藤隆は、
再びテレビの方に向き直った。
そこには、ちょうどスタートピストルが打ち鳴らされ、
21人の青年が、鶴見の中継所へと走り始めた風景が映し出されていたのだった。

※あとがき
はっきり言って突発的に書いてしまいました。
でも後悔はしていません(苦笑)。

正月2日と3日はついついアレを見てしまいますね。
本当にあれは様々なドラマが展開されますわね・・・・・・。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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