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まあ、タイトル通りですw
まあ今さらという気はしますがあえてさらしちゃいます。

追記からどうぞ。


関東地方が再び大雪に見舞われようとしていた、
バレンタインデーのことであった。

ここは、李小狼一家が住む、マンションの一室。

「そうなんだ・・・・・・。
気をつけて帰ってね」
小狼からの電話に、
妻・(木之本)桜の表情は少し曇っていた。
大雪故に、電車が遅れてしまい、
帰りがかなり遅くなる、という内容だったからだ。

さて、大雪故に発生してしまったトラブルとは裏腹に、
居間ではケルベロスが、
桜からもらったチョコレートを眺めていた。
「今日はバレンタインデーや。
ほんまうまそうなチョコや」
そしてそれを口に入れようとした時、
彼の「手」からチョコレートが消えた。
そして、彼の頭上から、非情なひと言が聞こえてきたのだった。
「猫はチョコレート食わない」
ケルベロスの不倶戴天の敵であり、
小狼・桜夫妻の最初の子供である李白狼である。
「こら小僧ジュニア!わいは猫とちゃうわ!!
チョコ返せ!!」
「お前はおじいちゃん猫用キャットフードがあるだろ。
それを食っていればいいんだ。
だいいち猫がチョコを食ったら死ぬ。
お前がこんな下らない理由で死んだら
俺はもちろんのこと母上も悲しむ。
お前に一日でも長生きして欲しいからこういうことを言うんだ」
完全にかみ合っていない。
「せやからわいは猫とちゃうわ!!」
「お前は変な物ついてる上になぜか人間様の言葉話せるだろうけど、
結局は猫だ。
おとなしくテレビでも見てるかそこで寝てろ」
白狼はそう言うと、
チョコを持って台所へと行ったのだった。
ケルベロスは当然ながら彼のあとをついていった。

「母上!!」
白狼にこう言われて、桜は驚いた。
「どうしたの、白狼くん!?」
「どうしたもこうしたもないですよ母上!
どうしてタマにチョコなんかあげたんですか!?
猫にチョコは」
そこにケルベロスが口を挟む。
「ちょっと待てい!
わいは猫やないし、
大体わいはチョコ随分食ってきたけど、
こんなふうにピンピンしとるわ!!」
これに対し桜もひと言添えた。
「確かにこの子は猫に似てるわ、白狼君。
でもね、ママは子供の頃からこの子のことはよーく知ってるのよ、
あなた以上に。
この子はね、いくらチョコを食べても大丈夫、というよりはね、
チョコがだーい好きなの。
だからね、バレンタインの時くらいは、ね」
白狼は不服そうな顔をしてこう言った。
「もし明日タマが死んじゃったら、
母上の責任ですからね」
そして、桜にチョコを渡すと、
自分の部屋へと戻っていった。

そして彼がいなくなった頃合いを見計らって、
桜はケルベロスにチョコレートを渡した。
「うわあ!桜、おおきに!!」
「でもケロちゃん、ここで食べてね。
白狼凄くうるさいから」
「なあ桜、
小僧ジュニアになんちゅう教育さらしとるんや」
ケルベロスはチョコレートを食い散らかしながら桜に愚痴った。
「あのね、
白狼にはケロちゃんの事よく言って聞かせているつもりなんだよ。
でもあの子、
小狼くん以上に頑固なところがあるからねー・・・・・・」
桜は少し顔を曇らせて言った。
「それなんとかするのが、
桜の役目なんやけどなあ・・・・・・」
ケルベロスはまたも愚痴ったのだった。

※あとがき
何かと付けて白狼にケチをつけられるケロちゃんにとっては、
バレンタインも一苦労ですね。

それだけに、この度のチョコレートは、
よりおいしく食べられたかも・・・・・・。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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