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まあ、タイトル通りですw
そう言えば奴も見てたなこの舞台。

追記からどうぞ。



新撰組に対する思い入れの強さからか、
桜扮する沖田総司は、
思わず小狼扮する近藤勇に抱きついてしまった。

これには観客席から、
何とも言えないどよめきが起こった。
「桜ちゃん凄い・・・・・・・」
「積極的ー!」
「李様タジタジー」
「木之本先輩ずるーい!」
そんな声も聞かれた。

一方、そんな観客席の中にいた桃矢は、
不快感をあらわにしていた。
(桜・・・・・・。
クソガキに抱きついてんぢゃねーよ!!)
それを横目で見た雪兎は心配になった。
(まずい。
桃矢がかなり危なくなっている・・・・・・)

だが、そんな客席の喧噪をよそに、
芝居の方は続いていた。

「そうか、わかった。
ならば江戸に着くまでは、我々と行動を共にしてもいいぞ、沖田・・・・・・・」
「小狼君・・・・・・
あ、ごめんなさいまちがえちゃった。
局長・・・・・・」
(オイオイ桜・・・・・・)
小狼扮する近藤もまた桜扮する沖田を抱きしめたのだった。
これには客席が再びどよめいたのだった。
その一方で沖田の言い間違いには笑いが飛んだ。
だが、当然ながら、
あのほとんどビョーキレベルのシスコン男は
怒りの針が振り切れてしまった。
そして・・・・・・・

「このクソガキ!!」
こう絶叫するが早いか、
彼は舞台へと向かって逝ってしまった。
「ま、待って桃矢!!」
雪兎はとっさに叫んだものの、彼の声がシスコン男に届くことはなかった。

近藤と沖田のやりとりを見守っていた、
土方役の高橋由伸と永倉新八役の大谷は、
客席から飛び出してきた人間の気配を感じた。
「土方さん」
「新八・・・・・・」

そして、舞台に強引に上がってしまった桃矢の前に二人は立ちはだかった。
「貴様何者だ?」
「さては長州の輩だな!?」
だが桃矢も負けていない。
「俺は木之本桜の兄だ!
クソガキからあいつを助けに来たんだ!!」
完全に我を失った彼に、
二人はあきれかえった。
「少しは空気読め!」
「曲者じゃ!出会え出会え!!」
すると両側の舞台の袖から、
知世と奈緒子、そしてナレーターの小野寺を除いた、
桜のクラスメイト全員が現れた。
そして、桃矢を取り囲んだのだった。
「お客さんが舞台に上がってどうするんですか!」
「いい場面なのに何考えてるんだ!!」
「いいかげんにしろ!!」
「やめろ!俺は」
「いくら桜ちゃんのお兄さんだからって、
あんまりなんじゃないですか!?」
まさに舞台の上は大混乱であった。
そのさなか、
土方は混乱の輪から抜け出し、
近藤と沖田の元に来た。
「局長、曲者がここに殴り込んできました。
ここにいては沖田共々身の危険が降りかかって来ます。
どうか局長は沖田を連れて」
「わかった。
沖田、俺の背中に乗ってくれ!」
「はい局長、ゴホゴホ」
かくして近藤は、沖田を負ぶって、
舞台の、客席から向かって右の袖へと去って行ったのだった。
それに合わせるかのように、
あの音楽が流れ、幕が下ろされたのだった。

「♪ドゥオ~ン、チャンチャカチャンチャカチャッカチャンチャカチャッカチャッチャッチャッ」・・・
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